ハロウィンっていうのは、
年に一度、コスチュームを着てバケツを持ち、
近所を歩くとキップのいいネイバー達から
無数のお菓子をもらい歩くっていうイベントね。
でも、
アメリカにいれば自動的にこのイベントに参加できるっていうわけでもないのよ。
お菓子をもらい歩いていい日時は地域によってきめられてるから、
事前にチェックしておくのね。
そしたら当日、全米の家がお菓子を用意する、っていうわけではない。
お母さんが最初に住んだアパートは、
まだ新築のアパートだったから住人自体がほとんどいなかったわ。
その当時ハロウィンてものがあるのは噂に聞いてたけど、
新しいアパートの棟を建てまくってるご近所に
ハロウィンの気配はゼロだったわ。
建築現場で働く男衆が普通にうろついてるだけの10/31。
その次の年、アパートがだいぶ建って
住人は増えてはきたけど、やっぱりハロウィンの日は
外を歩いてる人は一人もおらず。
ハロウィンって、なんなの!?
っていう感想を持ったまま次のハロウィンを迎えたわ。
その時は今住んでいる老人ホームに引っ越してたんだけど、
噂ではコスチュームを着て近所をうろつけばお菓子をもらえるってことだから、
息子達2人ともコスチューム着せて歩かせたわけ。
でもね、やっぱり人っ子一人いない。
ご老人が犬の散歩をしてるのをチラホラ見かけるくらいなわけ。
ハロウィンってどこでやってんの?!
お友達の家で個人的にやってるハロウィンパーティに参加したり、
地域のコミュニティセンターがやってるイベントには参加したことはあったわ。
でも、毎年噂だけは回ってくるいわゆるTRICK OR TREATに出会えないまま
数年が過ぎてた。
そんな2014年のハロウィンの日、当時唯一この老人コンド内に
小さい子供がいるジーナさんという人がいたんだけど、
彼女に、「ハロウィンってなんなの?!私見たことないんだけど。」
って泣きついたら、
「ここはねー、ご存知お年寄りの住むコミュニティだからね。
TRICK OR TREATはやってないのよ。
良かったら私たちと一緒にお友達のコミュニティ回る?」
って声をかけてもらってね。
苦節4年、初めてハロウィンの夜にTRICK OR TREATに参加できたわ。
あれは衝撃だったわね~。
仮装した子供や大人がストリートをわらわらと歩いて、
近所の人たちはたき火したりして子供たちを待ち構えてキャンディを配るのよ。
「わー!これがアメリカのハロウィンなのね!」って感動したわ。
その次の年の2015年は、長男がうまいことお友達と回るってことで
学校で話をしたらしく、お友達の家のコミュニティに便乗。
2015年の様子

去年は日本人のお友達に混ぜてもらったわ。
2016年の様子

調子に乗ってお母さんも仮装行列に参加。
手作りカオナシ画像

で、今年2017年はというと。。。
お母さんはそれはもう、やりたくないわけ。
もう良くない?3回もやったわけだし、
このコンドは待てど暮らせどご老人しかいないから
誰もキャンディとかくれないわけだし。
誰か「私たちも混ぜてー」とか言うのも、もう嫌よ。
お母さんね、ボロ着てても心は錦でいたいわけ。
キャンディを物乞い歩くなんてやりたくないわけ!
まあ、要は本気でめんどくさいってこと。
だので、息子に
「スーパーでお菓子買い放題させてやるから家にいよう」
「ゲームやり放題していいから家にいよう」
「アイホップでチョコレートのパンケーキ食べに行こう」
「なんならニンテンドースイッチ買ってやるから!だから家に!」
って言って説得したんだけど、
息子達のハロウィンのキャンディもらい歩きに対する情熱は
お母さんの想像を超えてた。
考えられないわ。ニンテンドースイッチよりもハロウィンよ?
しかも今年はお友達に誰にも声かけてないし
かけられてないし、行くところも決まってないし、
あてもない。
ちなみにあと30分でTRICK OR TREAT始まるけど
コスチューム用意してないし。
子供達との押し問答の末、
どうしても参加したいって言うから、
お母さんついに折れた。
「クソゥ!行きたくない!」
ってぶつぶつ言いながらもなんの計画もなく
とりあえず3人で家を出て車を走らせたわ。
こういう時はあれよね。
とりあえずターゲットに行っとけばOKよね。
ってことでターゲットに行くも、
お客さんほとんどいなくてガラッガラ。
だってあと20分で始まるからね、ハロウィン。
この時間にコスチューム探してる人はとりあえず見当たらなかった。
もう時間もないことだし、なんでも良かったんだけど
子供達が「これ!これにする!」と 見つけたものがこちら。
ピカチューとクリーパー(のパジャマ)

うん、パジャマだよねこれ。パジャマって書いてあったし。
しかも次男のサイズなくてピッチピチだし。
「お母さん、これチ〇チ〇痛い!」
って小さすぎて次男の股にクリーパー食い込んでるし。
でもこれならハロウィン終わった後も
パジャマとして使えるしいんじゃない?!
そして車の中でコスチュームを着るころには、
イベントが始まる6時。
どこでキャンディの物乞いをするか未だ未決定よ。
もう、検討もつかないから適当に車を走らせたわ。
でも我が家のすぐ近所のコミュニティは全然にぎわってなくて、
10件に1軒くらいがポつんと玄関に灯をともしてる感じ。
これは歩いて回ったらえらい難儀ですよ。
「もうちょっと盛り上がってるところがいいわよね。。。」
と、少し車を走らせたコミュニティに行って見ると、
そこはめちゃめちゃ子供達がいて、ほとんどの家が
玄関先にキャンディを用意してくれてるじゃない!
「おーここ、ここいいじゃない。ほら、ここで
やってきな。
TRICK OR TREAT、って言ってキャンディもらったら
センキューって言うんだよ。」
そう言って息子らを下すと、目ぇキラッキラさせて
キャンディをもらいに行ってたわ。
「TRICK OR TREAT!」

どんどんもらうぞー

お母さんはクッソ寒い中、ダウンを着てあったかブーツを履いて
息子らの後ろをついていったわ。
お腹すいたら時々息子のバスケットからスニッカーズとか失敬してね。
どっぷりと日が暮れてそろそろ終了

家に帰ってきて背中がご満悦の兄弟

いっぱいキャンディもらえたしね!

バスケットはターゲットにも売ってなくて、
イースターにも使ったお友達からもらったやつ。
大活躍。ありがとうMちゃん!

あー、よかった。無事に終わった。
こんなに無計画でやる気のないハロウィンは初めてだったけど、
何とかなるものね。
お母さんも、いろんなお家のデコレーションを見るのは楽しかったし、
やっぱり息子達が楽しそうにしてる姿を見れるのは素直にうれしいわ。
ありがとう見ず知らずのご近所のコミュニティの皆さん。
気前のいい人々に心から感謝だわ。
と、いうわけで。
お母さんたちみたいに、
イベントのないコミュニティに住んでても、
親子ともどもお友達関係が乏しくても、
30分前に行くことを決めても、
コスチュームを20分前に買っても、
アメリカではハロウィンを手軽に楽しめることができる。
ってことがわかったわ。
これ学ぶのにざっと6年かかってる。
来年もまだアメリカにいられたら、お母さんも仮装行列にドーンと参加しようかしらね。
って、
去年も言ってたけど今年このめんどくさがりかただからわからないわ。
来年のハロウィンの事は来年の10/31に考えることにするわ!
もう終わっちゃったけど、、、
HAPPY HALLOWEEN!!
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年に一度、コスチュームを着てバケツを持ち、
近所を歩くとキップのいいネイバー達から
無数のお菓子をもらい歩くっていうイベントね。
でも、
アメリカにいれば自動的にこのイベントに参加できるっていうわけでもないのよ。
お菓子をもらい歩いていい日時は地域によってきめられてるから、
事前にチェックしておくのね。
そしたら当日、全米の家がお菓子を用意する、っていうわけではない。
お母さんが最初に住んだアパートは、
まだ新築のアパートだったから住人自体がほとんどいなかったわ。
その当時ハロウィンてものがあるのは噂に聞いてたけど、
新しいアパートの棟を建てまくってるご近所に
ハロウィンの気配はゼロだったわ。
建築現場で働く男衆が普通にうろついてるだけの10/31。
その次の年、アパートがだいぶ建って
住人は増えてはきたけど、やっぱりハロウィンの日は
外を歩いてる人は一人もおらず。
ハロウィンって、なんなの!?
っていう感想を持ったまま次のハロウィンを迎えたわ。
その時は今住んでいる老人ホームに引っ越してたんだけど、
噂ではコスチュームを着て近所をうろつけばお菓子をもらえるってことだから、
息子達2人ともコスチューム着せて歩かせたわけ。
でもね、やっぱり人っ子一人いない。
ご老人が犬の散歩をしてるのをチラホラ見かけるくらいなわけ。
ハロウィンってどこでやってんの?!
お友達の家で個人的にやってるハロウィンパーティに参加したり、
地域のコミュニティセンターがやってるイベントには参加したことはあったわ。
でも、毎年噂だけは回ってくるいわゆるTRICK OR TREATに出会えないまま
数年が過ぎてた。
そんな2014年のハロウィンの日、当時唯一この老人コンド内に
小さい子供がいるジーナさんという人がいたんだけど、
彼女に、「ハロウィンってなんなの?!私見たことないんだけど。」
って泣きついたら、
「ここはねー、ご存知お年寄りの住むコミュニティだからね。
TRICK OR TREATはやってないのよ。
良かったら私たちと一緒にお友達のコミュニティ回る?」
って声をかけてもらってね。
苦節4年、初めてハロウィンの夜にTRICK OR TREATに参加できたわ。
あれは衝撃だったわね~。
仮装した子供や大人がストリートをわらわらと歩いて、
近所の人たちはたき火したりして子供たちを待ち構えてキャンディを配るのよ。
「わー!これがアメリカのハロウィンなのね!」って感動したわ。
その次の年の2015年は、長男がうまいことお友達と回るってことで
学校で話をしたらしく、お友達の家のコミュニティに便乗。
2015年の様子

去年は日本人のお友達に混ぜてもらったわ。
2016年の様子

調子に乗ってお母さんも仮装行列に参加。
手作りカオナシ画像

で、今年2017年はというと。。。
お母さんはそれはもう、やりたくないわけ。
もう良くない?3回もやったわけだし、
このコンドは待てど暮らせどご老人しかいないから
誰もキャンディとかくれないわけだし。
誰か「私たちも混ぜてー」とか言うのも、もう嫌よ。
お母さんね、ボロ着てても心は錦でいたいわけ。
キャンディを物乞い歩くなんてやりたくないわけ!
まあ、要は本気でめんどくさいってこと。
だので、息子に
「スーパーでお菓子買い放題させてやるから家にいよう」
「ゲームやり放題していいから家にいよう」
「アイホップでチョコレートのパンケーキ食べに行こう」
「なんならニンテンドースイッチ買ってやるから!だから家に!」
って言って説得したんだけど、
息子達のハロウィンのキャンディもらい歩きに対する情熱は
お母さんの想像を超えてた。
考えられないわ。ニンテンドースイッチよりもハロウィンよ?
しかも今年はお友達に誰にも声かけてないし
かけられてないし、行くところも決まってないし、
あてもない。
ちなみにあと30分でTRICK OR TREAT始まるけど
コスチューム用意してないし。
子供達との押し問答の末、
どうしても参加したいって言うから、
お母さんついに折れた。
「クソゥ!行きたくない!」
ってぶつぶつ言いながらもなんの計画もなく
とりあえず3人で家を出て車を走らせたわ。
こういう時はあれよね。
とりあえずターゲットに行っとけばOKよね。
ってことでターゲットに行くも、
お客さんほとんどいなくてガラッガラ。
だってあと20分で始まるからね、ハロウィン。
この時間にコスチューム探してる人はとりあえず見当たらなかった。
もう時間もないことだし、なんでも良かったんだけど
子供達が「これ!これにする!」と 見つけたものがこちら。
ピカチューとクリーパー(のパジャマ)

うん、パジャマだよねこれ。パジャマって書いてあったし。
しかも次男のサイズなくてピッチピチだし。
「お母さん、これチ〇チ〇痛い!」
って小さすぎて次男の股にクリーパー食い込んでるし。
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もう、検討もつかないから適当に車を走らせたわ。
でも我が家のすぐ近所のコミュニティは全然にぎわってなくて、
10件に1軒くらいがポつんと玄関に灯をともしてる感じ。
これは歩いて回ったらえらい難儀ですよ。
「もうちょっと盛り上がってるところがいいわよね。。。」
と、少し車を走らせたコミュニティに行って見ると、
そこはめちゃめちゃ子供達がいて、ほとんどの家が
玄関先にキャンディを用意してくれてるじゃない!
「おーここ、ここいいじゃない。ほら、ここで
やってきな。
TRICK OR TREAT、って言ってキャンディもらったら
センキューって言うんだよ。」
そう言って息子らを下すと、目ぇキラッキラさせて
キャンディをもらいに行ってたわ。
「TRICK OR TREAT!」

どんどんもらうぞー

お母さんはクッソ寒い中、ダウンを着てあったかブーツを履いて
息子らの後ろをついていったわ。
お腹すいたら時々息子のバスケットからスニッカーズとか失敬してね。
どっぷりと日が暮れてそろそろ終了

家に帰ってきて背中がご満悦の兄弟

いっぱいキャンディもらえたしね!

バスケットはターゲットにも売ってなくて、
イースターにも使ったお友達からもらったやつ。
大活躍。ありがとうMちゃん!

あー、よかった。無事に終わった。
こんなに無計画でやる気のないハロウィンは初めてだったけど、
何とかなるものね。
お母さんも、いろんなお家のデコレーションを見るのは楽しかったし、
やっぱり息子達が楽しそうにしてる姿を見れるのは素直にうれしいわ。
ありがとう見ず知らずのご近所のコミュニティの皆さん。
気前のいい人々に心から感謝だわ。
と、いうわけで。
お母さんたちみたいに、
イベントのないコミュニティに住んでても、
親子ともどもお友達関係が乏しくても、
30分前に行くことを決めても、
コスチュームを20分前に買っても、
アメリカではハロウィンを手軽に楽しめることができる。
ってことがわかったわ。
これ学ぶのにざっと6年かかってる。
来年もまだアメリカにいられたら、お母さんも仮装行列にドーンと参加しようかしらね。
って、
去年も言ってたけど今年このめんどくさがりかただからわからないわ。
来年のハロウィンの事は来年の10/31に考えることにするわ!
もう終わっちゃったけど、、、
HAPPY HALLOWEEN!!
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コメント
コメント一覧 (4)
サンクスギビング、クリスマスが終われば、新年ですねー。
旅行を楽しみにしながら、日々乗り切ります。
本当にあれは母には苦行ですよね~!冷えるし、疲れるし。
モモさんもお疲れさまでした。。。
どうもあのキャンディはいっぱいもらって数える作業が楽しいみたいですね。
子供の頃を思い出すと、なんだかわかるような気もします。
そう、ここからはひとつひとつのイベントが終わって
今年も終わっていくって感じですよね!
私も年末の旅行が今から待ち遠しデスー!
しかし、食べれる(食べさせたい)お菓子が本当にない!!!ので、子供がスクールに行ってる間にバレない程度にゴメンナサイと呟きながら処分しています。。。
ええー、あるんですね!老人ホームコミュニティ。
そしてやはりお友達を頼ってハロウィンですか、ご苦労様でした!
私の息子の通う小学校では、ハロウィンが終わった次の日から何日間か、
学校でいらないキャンディを集めてどこかに寄付をしてくれます。
私も寄付ができるまでは捨ててましたよ!
(これは食べ物ではない。。。)と言い聞かせながら。。。
日本人、食べ物捨てるのは本当心苦しいですよね~。