移住しようかな〜と思いついてから
出発まで、約3ヶ月くらいだったかしら。
夢中で仕事して
終わったら引っ越しの準備して
猫と戯れてたら
本当に一瞬で旅立ちの日がやってきたわ。
前日までにほぼ完璧に準備は終わらせて
出発当日の朝。
お母さん、つぐお、みーちゃんは
荷物をまとめて家を出る。
お父さんは車で東京駅まで送ってくれるから
別れの挨拶はまだいいとして、ながお氏。
ここでお別れしたら次に会うのは
一年後の予定。
今はお母さんより少し低い身長も
一年後にはきっと追い越してるわ。
息子に身長を抜かれる瞬間に
立ち会えないなんて
思っても見なかった。
でもね、時には選んだものの代償に
何かを諦めなくてはならないこともある。
中学2年生という
めちゃめちゃ多感な時期に、
母親に反抗しまくりたい時期に、
おっかねえ父ちゃんと2人きりなんて…
(実際の父ちゃんは息子に甘々)
スマねぇなぁ〜。・゚・(ノД`)
朝早い出発だったから
ながおはまだベッドの中で爆睡中だったわ。
起こそうか迷ったけど
やっぱり黙って出て行くには忍びなく
挨拶くらいしておきたくて
起こしてみた。
「ながおー、おーい、起きて
お母さん行くよ。」
「……」
「ながおー、お母さん行ってくるね。
1人でもしっかりやるんだよ。
何かあったらすぐ電話するのよ?」
「……」
「寂しくなったらいつでもおいで」
「……アー…」
「ながおちゃん…(´Д⊂)」
「…ミィ」
「えっ?」
「ネミィ」
「ねみっ?!えっ?」
「眠いんだけど。あー…はい、バイバイ」
「なっ?!」
「グーグー」
こ…
こやつ…!
ママとのお別れの瞬間だっつーのに
目も開けてねぇ…!
確かに13年前、
腹を痛めて産んだはずの我が息子。
まぁ、実際には無痛分娩だったから、
言うほど痛めてないけどっ。
つい数年前までお母さんのこと
トイレにまでついて回るほど
一緒にいてほしいと懇願していた
ながおはどこいった?
おーい、ながおちゃーん?
まあいいさ。
時計の針は戻せないのよ。
その調子でツッパリなさい。
そして将来お母さんが100歳で死ぬ時も
そうやってあっさり見送って頂戴。
とにかく出発しよう。
ながおが目を開けずとも
お母さんは振り返らないわ。
ながおの部屋を出る時
「じゃあね、一年後ね!」
そう言いのこして家を後にした
お母さんの目には
涙が浮かんでいたとか
いなかったとか…
反抗期という名のトンネル
お母さんが帰ってくるまでに
ながおが抜け出てますようにっ!!
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【移住10日目】上の部屋の住人、ドワーフだった
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