息子たちが日本の学校に通って
約1ヶ月が経過したわ。
お母さんね、オハイオにいた頃から
息子たちには散々脅しをかけといたのよ。
日本の学校に転校したらねぇ
友達はかんたんにはできないわよ。
1年かけて1人できたら大成功ね。
転校生だから
最初はチヤホヤされるかもしれないけど
3日もすれば飽きられるから。
誰かに親切にしてもらおうとか
期待したって無駄だからね。
それと、先生はムチを持って
言う事聞かないとそれで引っ叩くし
子どもたちはみんな超勉強してるよ。
補習校で一番頭の良い子が
日本のクラスの一番頭悪い子
ってくらいみんな勉強できて真面目だから。
半分お母さんの妄想
半分お母さんの実体験
から、
ちょっと厳し目のアドバイスをしたってわけ。
変に期待して嫌な思いをしたら
ダメージが大きいからね。
どんなひどい目に合うんだろう!?
と思ってたら、みんな優しかった!
っていうオチを期待しての
脅すタイプのアドバイス。
この忠告をどうやって
受け止めてたか知らないけど
緊張と気合で登校していった息子たち。
お母さんも同じ気持ちで
彼らを見送ったわ。
そんな彼らの転校初日はこんな感じだったわ。
長男編
実はお母さんも初日の朝の
あいさつまではついていった。
教壇の横に立って
テレビとかでよく見るみたいに
先生から軽く紹介があったわ。
そしてその横になぜかお母さん。
生徒、めっちゃお母さんのこと見てる。
なんなのこの状況?
本当にお母さんここにいていいの?
きまずくてニタニタするお母さんの隣で
長男が自己紹介をしたわ。
「長男です。アメリカから来ました。
よろしくお願いします。」
「はい、じゃあ長男君は
一番後ろの席についてね。
早速授業を始めます!
教科書○ページを開いてー。」
って先生もう授業始めてるし。
お母さん長男に付いて行って
防災頭巾を椅子の背にかけたり
でっかいお道具箱を机にいれるのを
手伝ったわ。
そしてたら長男の前に座ってた
ガリガリ君にそっくりな男子が
すごく親切に手伝ってくれた。
画像引用:赤城乳業HP
それを見て安心したお母さんは
ガリガリ君に
「ありがとう、よろしくね」
って言って、そそくさと教室を去ったわ。
その日の後、どうだったのか
帰宅後の長男に聞いてみた。
「どうだった?
からかわれた?
ちやほやされた?
英語でうんこって言ってみろって
言われた?
給食食べれた?」
「全然からかわれなかったよ。
まず先生がみんなに
僕の周りに集まるなって言うから
特にちやほやされなかったし
からかわれることもなかった。
ていうか、
ずっとそこにいたみたいな感じだよ。
英語でうんこは聞かれなかったけど
ち○こは聞かれたから答えたよ。
給食はね、やばいよなにあれ?
レストランじゃん!
美味しすぎる。
3回おかわりした。
あとね、お母さん日本の子たちは
みんな真面目で頭が良いって言ってたけど、
うそじゃん!
アメリカ人より不真面目だよ!
先生も適当だし。
余裕だね。」
ほほーう!
お母さんの脅しのおかげで
いい意味で期待を裏切られたみたいね!
先生もクールでいいじゃない。
アメリカにいた時はクラスメイトに
日本語でシモネタを聞かれてたけど
日本では英語でシモネタを聞かれてる。
男子って世界共通シモネタ大好き。
シモネタ得意な長男は
むしろシモネタを言い過ぎて
今では「ヘンタイ」の
称号を得てるみたいよ。
まあシモネタって言っても
う○こ
ち○こ
ち○び
ぐらいのもんだけどね。
そんなもんで男子の心をつかめたみたい。
あー、下品に育てておいてよかった(о´∀`о)
誰もアメリカから来たことなんて
気にしてないみたいだし
長男も、帰国生特有な感じの
おかしな行動も特にないっぽい。
まあ、もともとおかしな子だから
それが帰国生だからなのかはわかんないわ。
その後、ガリガリ君とは
そんなに仲良くなってないけど
給食のおかわり争いを毎日繰り広げてるみたい。
話を聞くと、長男のやつ
毎日山盛り給食をおかわりしてるみたい。
あまりが少ない時はじゃんけんまでして。。。!
しかも「うめーうめー」って
言いながら食べるから、
みんなに斜めの目線で見られてるって言ってた。
こないだワイドショーで
日本の貧困の子どもたちが
学校の給食と「子ども食堂」で
栄養をとってしのいでるって
報道されてたけど、
絶対長男もそういうのだと思われてるわ。
面白いからいいけど!
その調子で、
ちょっと変わってて
いつも飢えてて
ヘンタイな
そんな転校生で乗り切ってほしいわ。
次回、次男編につづく!
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コメント
コメント一覧 (8)
荷物は全部届きましたか?
勇気とユーモアと優しさのお母さんの2つのブログ、いつも楽しみにしています。
さて、長男くんの様子を読んでホッとしました。
前記事の通学班でのモヤモヤで、なんか世知辛いなぁ、閉塞感たっぷりだなぁ、なんて勝手に思っていたので、時に子ども同志のこうした素直な交流やお互いの好感に、大人の方が学びがある、と思わずにはいられません。
それもお母さんの重めの圧(←ごめんなさい)が功を奏した感じもあるけど、男の子の単純さもきっと良い方向へ行けた点だったかもですね。
お母さんに育てられたお二人の息子さんですもの、きっと大丈夫!と太鼓判押して応援してます!
jessさん
帰ってまいりました!もうすぐ2ヶ月が経ちます。。。
荷物は全部届きました。限界突破して捨ててきたのに日本の家屋には入り切りませんでしたね。
転校生とか帰国生ってなると、怖い噂ばかりが耳に入るので、私もすっかり耳年増になってましたが、現実は案外あっさりしたものでしたね。人によるのかもしれませんが。。。
特に男の子はアホの子が多いのでやりやすいのかもしれません。
応援してくださってすごく嬉しいです。やる気スイッチはいります!
わたしも登校班のブログ読んで、なんというか、広い心って今や都市伝説なの!?と思いました。
冷徹なわたしでも、新しく入った子、大丈夫かな、ってまずは様子見ますよ。
いつからこんなんなっちゃったんでしょうかね。
でぐちょさん
帰国前から脅しておくのは私は賛成ですよ!
ありもしないポジティブな綺麗事ってクソですからね。私は最悪のパターンを思いつく限り覚悟して置く派です。
登校班の子どもたち、ギスギスしてるんでしょうね。朝から暑かったり寒かったり重かったり眠かったりだるかったりで。そんな中近所に住んでるってだけでグループ作られて登校するんだからそりゃあ大人でもギスギスしますよ。
でぐちょさん冷徹なんですねw頼もしいです。でも絶対お優しいですよね。
それって、胸の先端についてる物ですよね!?
へー!!小学生はそれがエロっぽいって知ってるのですね!!
前のコメントで書いたとおり、うちの娘は私立小学校だったので、ほとんどシモネタを知らなかったのですが、公立中学校に入学してからシモネタの嵐で、元々ムッツリ素質のあった娘、開花いたしました!
学校で耳にしたシモネタを帰宅後、即、辞書で調べる生活。男子からは「シモネタを独学してるぜ!スゲー!」とまで言われるように。中学校のおかげで、ようやく俗にまみれたシャバに出て参りました。
次男くんの学校デビューのお話も楽しみにしております!!
きょうこさん
ち○びは、ドラゴンボールで悟空が上半身裸になった時に「これなに?」って覚えたみたいで、それがエロワードだとはまだ気がついてないっぽいです。「ち○びビーム!」ってやってヘンタイって呼ばれてるみたいです。
逆に気がついたら恥ずかしくて言えなくなるんでしょうね。
いやー、きょうこさんの私立ばなしはいつも興味深いです。やっぱりお受験をするようなご家庭のおこさんたちは下品じゃないんですね。安全圏での暮らしですね〜。
そしてやはり公立に行ったらシモネタ汚染にあったと。。。しかも開花!笑
娘さん、シモネタを辞書で調べるっていうところに優等生さを隠せませんね。
次男の学校初日の事、だいぶ記憶の彼方に行っちゃってるんで早めに書きます!
ご無沙汰しております。2018年のブログ休止宣言から早1年。
自分の息子達の受験やいろいろありましてすっかり訪問を忘れておりましたら
ご帰国されていたのですね!
長男くん、順調なスタートをきれたようでよかったですね!
自分の国に帰って来たとはいえ、慣れるまでしばらく時間がかかると思います。
お母さんもお子様達も無理して疲れが出ませんように。
船便の荷物も焦らずゆっくりお片付けしてください。
私もチリから帰ってきた時130箱もあって、もっと捨ててくればよかったと
過去の私を恨みました。
これからもブログの更新楽しみにしています♪
Monicaさん
あらーお久しぶりです!また戻ってきてくださって嬉しいです。
そうなんですよ。帰国したんです。本当に1年が早いです。
長男は最近気がついたんですが、メンタルはがねでできてますね。末恐ろしいですが、おかげで学校生活も順調なようです。
Monicaさんは引っ越しのダンボール130箱でしたか!それはかなり優秀ですね。それでも日本の家屋に収めるのは厳しいですよねー!私も大変でした。。。
しかし、アメリカも遠いけどチリは距離だけじゃないく生活も違いすぎたでしょうね。。。お疲れ様でした。
また時々遊びに来てくださいね!