お母さん一家の最初で最後のご近所友達
「ザイーラ一家」との出来事。
前回までのお話はこちら!
その1
その2
その3
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嫌がる子どもたちと、
毎日遊びたいザイーラキッズ。
板挟みが辛くなったお母さんは
息子たちを差し出すことに。。。
□■□■□■□■□

そうしてまた、
子どもたちは裏庭に行くようになったわ。
でも家に帰ってくると2人とも
目がキーっと三角。
お母さんは見ないふり。♪~(´ε`;)
でもある日、つぐおが泣きながら帰ってきた。
つぐおって泣かない子なのよね。
赤ちゃんの頃からすごい我慢強くて
注射でも泣かない。
血が出るほど怪我しても泣かない。
喧嘩して泣くのはながおのほう。
つぐおが泣く時は
お父さんに全力で怒られた時くらいね。
そのつぐおがケガもしてないのに
泣いて帰ってきたのは
(お母さん的に)ただ事じゃないわ。
右腕の袖で涙を拭うつぐおに
「どうしたのよ。」って聞いてみた。
そしたら隣にいたながおが
「Aにずっとからかわれてたんだよ。
すげーしつこいの。
僕もやめろって止めたんだけど。」
なるほど、4年生のAが
年長のつぐおを泣くまでからかったと。
お母さんのかわいいかわいい
我慢強いつぐおちゃんをいじめたと。
汚い言葉でずっと罵られたらしい。
これはさすがにお母さん黙ってない。
なぜならお母さんはつぐおを溺愛してるから。
お母さんの可愛いベイビーを泣かせたのは
どこの誰だい?(Aだけど)
(゚Д゚)プン殴られたいの?!
お母さんね、怒っちゃったから。
子供相手に大人げないけど、
腹立つわね〜!
ちゃんと話を聞いてやると
ながおが色々と話しだした。
「僕たち今日だって
Aの言うことをずっと聞かされるんだよ。
嫌だって言うと、親呼びに行って
僕たちがAを仲間外れにするって嘘つくの。
そんで親が僕たちのこと怒るんだよ。
よくお父さんが出てきて注意されるんだ。
Zはわがまますぎるし、
Sはいつもおもちゃぶっ壊すし、
すげームカつく!
もう遊びたくねぇ!」
そんな事が度々あったみたい。
オイそれ先に言えや。
お母さん、ザイーラさんの旦那さんが
裏庭にいるのは何度か見たことあったけど、
一緒に遊んでるのかと思ってた。
むこうの親も出てきてるし
これもう、子供だけで抱えらない問題かも。
ここまできて、
初めてお母さんは真面目に
子どもたちの事を考えたわ。
そして息子たちに告げた。
「ながお、つぐお、あんたたちもう
あの子たちと遊ばないでいいよ。
お母さんが話すから、裏庭にはもう
出ないでいい。」
本当は、子供同士の諍いに
親が首を突っ込むなんて
そんな無粋なことする親にはなりたくなかった。
だけど、今思い出すとお母さんも小さい頃
いじわるなNちゃんから
大人に助けて欲しかったわ。
親に「もうNちゃんと遊ばなくていいよ」って
言ってもらいたかった。
あの時我慢して遊んだから
忍耐力ついたとか絶対にないわ。
貧乏だとかバカだとか言われて
毎日しんどくて、
性格がひねくれる要素になって
ネジ曲がった自分に後々まで苦しんだ。
我慢なんて、好きな人以外にしなくていい。
そんなの人生の無駄遣いだわ!
自分が嫌な思いをしてきてわかってるのに
わざわざ同じ轍を踏ませる必要ナッシング。
それに、もしまた次に
つぐおが泣かされるようなことがあったら
お母さん間違いなくAに1本背負キメて
地面に叩きつけちゃうわ。
そんで警察呼ばれておなわ。
困るし!それだけは困るし!
ドラマ見れなくなってつらいし!
そうなる前にこっちから距離を置くしか無い。
でも、ほっといたら
鈍感なザイーラさんから毎日
「遊ぼうメール」が来る。。。!
今となっては煩わしさしかないこの関係に
ついに終止符を打つ日が来たようね。
お母さん、意を決してザイーラさんに
メールを送ったわ。
「ザイーラさんこんにちは。
言いにくい話なんだけどー。
子どもたちの事なんだけど、
ながおとつぐおはもう
お宅の子供とはもう遊びたくないって言ってるわ。
今まで黙ってたんだけど、
ずっとからかわれたり
嘘をつかれたり
言うことを聞かされたりしてたのが
嫌になったみたい。
もし今後も息子たちと遊びたいなら
一度ザイーラさんからAに
みんなの話も聞いて
嫌がることはしなように
注意して頂戴。
よろしく!」
ああ手に汗握る。
こんなメールをザイーラさんに送ることになるなんて。
いやだいやだ。
ママ友とのトラブルは嫌だねー!
するとすぐにザイーラさんから返事が。
「それって、逆でしょ?
ながおがうちの子にしてきたことでしょ?
うちのSをからかったり、
ウソをついたり
ながおに言うことを聞かされたり。
でもいいの、私は許すから大丈夫よ。」
ですって。
何言ってんの?このパキスタン人。
謝ってくるのかと思ったら
逆に許してやるときたもんだよオイ。
お母さん、ここは冷静に勝ちに行くわよ。
「そうね。子供の話だけじゃ
どっちが本当かわからないわね。
でもだったらなんで
お宅は「毎日遊ぼう」って言ってくるのに
うちの子は「絶対に遊びたくない」って言ってるの?
いじめられてるなら遊ぶの嫌がらないの?
ながおがお宅の子にしてきたことって
誰が言ってるの?A?
それ、ウソなんじゃない?
こちらはいつでも
子供込みで話し合う準備オッケーだけど。
どっちがウソついてるかはっきりさせようか?
ハアアン?!」
鼻息を荒くして返信し、
ザイーラさんからの返事を待ったけど、
それ以来もう二度とザイーラさんからの
メールは来ることもなく、
裏庭にはその日以来、
どっちの子どもたちの姿を見ることもなくなったわ。
とはいえ
ザイーラ家の子どもたちとは当然小学校も一緒。
息子たちに、彼らと会うと気まずいか聞いてみたら
「全然。Zとはお昼休みに遊ぶこともあるよ。
Sとは別に元から友達じゃないし。
Aは僕たちに近づいてこない。」
と、まあ自然な形に戻ったって感じかしら。
お母さんとザイーラさんは、時々コミュニティ内で
車ですれ違うこともあったけど、
お互いガン無視。
以前は笑顔で手をふり合ってたのに、
空気よりも見えない存在になったわ。
こうして、
子供同士の喧嘩に親が介入した結果
友達関係はイッパツで破綻しました。
お母さんが口出ししなくても
子供同士の関係はとっくに破綻してたけど。
でもお母さん全然後悔してない。
誰とでも仲良くなんてムリだもの。
どうしても嫌いな人とは
関係を断ったほうがいいんだから。
お互いのためにね。
それにしてもやっとできたご近所友達が
とんだサイコファミリーで本当に残念だったわ。
一緒にバーベキューやったり
お泊り会やったりしたかったのに。
彼らが引っ越していった後は
また一組の老人夫婦が入居したらしく
裏庭は相変わらずとっても静か。
ご近所友達に今でも憧れはあるけど、
いい人ばかりとは限らないわよね。
友達いないと寂しいけど、
そのかわりめっちゃ平和。
この一件以来
インドパキスタン系の人を見ると
反射的に(ゲッ)て思うようになったけど。
お互い、国の看板を背負ってるってことよね。
向こうも多分アジア人を見たら
同じ事思ってると思うわ。
こんなトラブル、
もしも読者の皆様ならどうしますか?
1.お母さんと同じで親に話す
2.我が子に我慢させて引き続き遊ばせる
3.向こうの子供に直接注意する
4.向こうの子供を一本背負い
5.その他
ぜひ、皆さんの意見も聞いてみたいわ。
遠慮なくコメントして頂戴!
長々とお付き合いありがとう〜!
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(屮゚Д゚)屮 カモーン

コメント
コメント一覧 (17)
老若男女すべての人にズドンとくる言葉ですね!
お母さんカムバック後、日々ブログたくさん読めて嬉しいです♡楽しみにしています‼︎
子供を守る母は偉大です!
老人コミュニティ万歳ですよ。また変なの来たら大変。
わたしの場合は1番でした。相手ママに直接話したら、ごめんなさい、それはしちゃいけないっていつも言ってるのにって謝られました。子供は気が合わないみたいで別々の子と遊ぶようになったけど、その子のママとは子供抜きで時々会ってました。
他には5番。ひたすら逃げる、ということもありました。
子供は大人しい子だったんですが、母親がサイコで耐えられませんでした。
お母さん、お疲れ!!!
そうですよね~!自分が泣かすのは全然いいんですけど、他人に泣かされるのは受け入れられせん。子供はよほどのことがない限り守りませんが。。。(;´∀`)
確かに老人コミュニティいいのかもしれませんね。本当に平和です。
たろ子さんは相手のママにちゃんと話せたんですね。そして相手のママはちゃんと謝ってくれてその後も付き合いがあるなんて理想的な着地点です!ギリギリまで我慢するから破滅的になっちゃうのかもしれませんね。
だいたい、子供がアレな場合は母親サイコ率高いんで5番が妥当な場合が多いですね。。。(;´∀`)
いつもコメントありがとうございます!
アメリカ人に多い、自己肯定感の強さって、時として腹立つし(あくまで自分は悪くない的な)、鈍感力というのか、生きるすべとしてはありなのかもだけど、鈍感な奴は腹立ちますね。周りにもいます。そいつは日本人ですがね。
お母さん、おつかれさまでした。
お母さんの相手に送った英語のメールを載せてほしいくらいです。。こんな時のトラブル対処に役立つテンプレートとして。。
つい、どうしても、まだアメリカ人相手には強く言えない自分が嫌です涙
そうですよね~、ここまで追い詰められたらぶった切る以外の選択肢ないですよね(;´∀`)
アメリカ人の自己肯定感って、中身ともなってなくて薄ら恐ろしいパターン多くないですか?あ、言語じゃなくて道理が全然通じないッ。。。!っていうのありますよね。
でぐちょさんのお近くにはクソ日本人がいる。。。と。メモって覚えておきますW。面白い話があったらお聞かせください。(´∀`*)ウフフ
私の送った英文メールなんか載せたら、弱小ブログのくせに炎上しそうです。子供に言い回しを聞いたりしてるので、幼児英語の可能性もあり、相手にどう伝わってるのか不明ですよ(^^)/
アメリカ人に強く言う時は、日本語混ぜるのがコツです!相手はめっちゃひるんでこっちはパワー全開になります。ぜひお試しください('ω')ノ
3.向こうの子供に直接注意する
それでもダメなら、
1.お母さんと同じで親に話す
話して理解できない親なら、それまで。
そもそも日本人は衝突を避けたい文化があります。でも、理不尽なことにはきっちり物申さずして、アメリカでは生きてはいけません。
お疲れ様でした!
在米です、いつも楽しく読ませて頂いてます。さん
はじめまして、コメント欄へようこそいらっしゃいました!
そうですね、子供たちに最初に注意するは必須ですよね。私も思い返すと、もっとちゃんと子供に注意したらよかったなって思います。つい、人の子まで面倒見たくないって思っちゃって。。。
本当におっしゃる通り、日本人の事なかれ主義は時に国をあげて不利に働くことがありますよね。在米です、さんは凛として同じ日本人として頼もしいです!
コメントありがとうございます、ぜひまた遊びにいらしてくださいね(^^)/
ご無沙汰しております。また戻ってきてくださってうれしいです!
名言を吐いてしまいました(*´Д`)。自分でもすぐ忘れるんでメモっておきます。すぐ嫌いな人にも我慢してヘラヘラしちゃうんで戒めます。
カムバック後、ブログに打ち込む毎日です。マラソン中のように走り続けています。今ランナーズハイの状態なので、この後は燃え尽きる予定です(;´∀`)
いつもありがとうございます!
コブラツイストでもオッケーです^ ^
ハイディさん
4番でスカッとしたいですね〜。
コブラツイストびしっと決めたら気持ちいいでしょうね。
我が子がいじめられたら母親がプロレス技でやり返していいっていうルールにしてほしいですね!
Here and Nowってドラマでもそういうシーンがあったんですけど、まったく同じように相手の子供の母親が、うちの子がそんなことするわけないっしょ的なことと、さらに腹立つことを言うんすよ。
ほんと考えさせられる。。。
お母さん、えらかったですね〜
私が子どもだったら感激しちゃうな
meさん
Here and Nowって、ググってみたらSATCのサラさんが出てるドラマなんですね!面白そう、見てみたいです!
うちの子がやるわけない、って思ってる親の子ほどやってるんですよね。
まあ、人に落ち度を指摘されて素直に謝れる度量っていうのはなかなか持つのは難しいのはよくわかりますけど。。。
meさんもパキスタン人に追い詰められたらきっとやると思いますよ!
here and nowってサラジェシカ出てたかな?途中までしか見てないんで 汗
私家族ものが好きなんですよ 前は恋愛もの専門だったんですけどね 笑
最近日本で悲しい事件が多いんです。。。
お母さんのように、すべての親は子供の味方であってほしいです。
ときどき、毎日が日曜日でごめんなさいとおっしゃってますが、そんなことないですよ。いつもお家のことよくやっておられるなーって思いながら拝読してます。
うちなんて兄弟三人ですけど、リビングになんて誰も寄りつかなかったですよ。
ながおくんもつぐおくんも、お母さんと一緒にいるのが心地がいいんですよ。
私もそういうお母さんになりたいです。
meさん
あ、ちょっとググっただけなんで間違ってるかも知れません(;´∀`)
私も家族もの好きですよ〜!号泣します。恋愛モノはBBAのせいかしらけちゃってだめですね。若い頃はホラー映画が大好きでした。
ニュース見てますよ。一日2回のニュースしか見てないのに、虐待のニュースを聞くと胸が痛くて辛いです。日本にいると朝から番まで全部のチャンネルで狂ったように放送するじゃないですか。滅入っちゃいますよね。。。
私は今でこそ子どもたちが学校に行って自分が自由な時間が増えたから穏やかに暮してますが、子供ふたりがずっと家にいる頃はストレスすごくて家庭は修羅道でしたよ。
それでも小さい子は母親が鬼でもそばにいたがるんですね。
可愛そうなことをしました( ;∀;)
meさんの優しいお人柄はコメントからも伝わってきますよ!
いつも楽しく拝読しています。
とんだ災難でしたね。
しかし、冷静に勝ちにいったお母さんのメールが、上手く書かれていて感心しました!
アメリカ人というか、アメリカには色んな文化の人がいて、こちらが下手に出たり、ちょっと大目に見てると、とんでもなく自分の都合のいいように調子に乗ってくる人いますよね。。
私も、いい人をして痛い目にあってから、警戒するようになりました。皆んな自己主張と自己防衛が強くならざるえないなと思いました。
引っ越してくれて、何よりでしたね!
トモチさん
はじめまして、コメント欄へようこそ!いつも読みに来てくださってありがとうございます!
メールの英文が相手にちゃんと伝わっていたのかは永遠の謎ですが、なんとか収束しました。
この国で下出にでるのは危険ですよね〜。Goしたら絶対にひるまない覚悟が必要になるんで、色んな事が常におっくうです!
みなさん、何度も手痛い目にあってたくましくなっていくのですね。
本当に、彼らが引っ越してくれて平和です。でもみんなで楽しく遊んでた頃が一番良かったんですけどね。。。
ぜひまた遊びに来てくださいね〜!