メリークリスマスエブリワン。

日本はすでにクリスマスは終わってるけど
アメリカは今まさに12/25のクリスマスデーその日よ。

レストランもお店も閉まり狂ってて、
街はまるで元旦の日本を思わせる静けさに包まれてるわ。

アメリカのクリスマスは書き入れ時ではないし、
ましては恋人たちがここぞとばかりにいちゃつく日でもない。

まさに日本の元旦。

アメリカのクリスマス → 日本の正月
家族が集まってそれぞれにプレゼントをあげる → お年玉
チキンの丸焼きをみんなで食べる → おせち、お雑煮
アメフトの試合を見ながらビール → 日本酒見ながら駅伝

お店もやってないし、家族でのんびり過ごすのもアメリカのクリスマスと日本のお正月の共通点ね。

日本とアメリカのクリスマスの過ごし方はだいぶ違うけど、
サンタが来るのは万国共通。

12/25の深夜、子供が寝静まった後に
サンタはトナカイにそりをひかせて空からやってくるのよ。
煙突とかベランダから忍び込んでプレゼントを置いて行ってくれる
って言う伝説のあの人がやってくる。

これって子供はいつまで信じてるの?

ちなみにお母さんは実は小学校の1年生くらいには
「色々おかしいな、サンタとか言って持ってくるものも
全然ほしくないトンチンカンなものばっかりだし、
だいたい戸締りしてるのにどうやって枕元に置くんだろう?

サンタ、怪しいな。」

そう思ってたけど、枕元のプレゼントは純粋にうれしいし
子供で思考が浅いから「まいっか」で済ませてた。

でも成長するにつれてなんか空気読見始めたわ。

どうやら大人は、子供がサンタを信じてる方が
嬉しそうだぞ、と。

お母さんのお兄さんが
「おまえバカだな。まだサンタなんか信じてるのか。
あれは親が用意してるんだぞ。」

と、子供の夢をぶち壊す発言をすると、
小さなお母さんは(だよねー)と思いつつ、

「違うもん、サンタさんはいるもん!」なんて
となりのトトロのめいちゃんみたいな顔しておくと
親はなんか満足そうだったわ。

でも小さなお母さんの小さな胸の中は
(くだらねー。もうこの話したくない)って思ってた。


嫌な子ね!


これを読んで、「うちの子は違うわ!サンタをまだ信じてる!」
って思った親御さんたち、
残念ながらかなりの割合の子供たちは
この小さいころのお母さんの気持ちが死ぬほどわかると思うわ。

でも子供って親思いだから。親の期待の応えたいのが子供だからね。
親が純粋でいてほしいと思えば純粋なふりをするのさ!ハハハ!


そんなお母さんはサンタイベントに
全く情熱を感じない大人になってしまったわ。

でもね、そんなこと言ってたら子供に悪いしね。
特にアメリカで暮らしてたら、12月に入ったら
サンタに何をもらうかっていう話題が子供たちの間でも繰り広げられるもの。。

その時、お母さんの息子達だけ
「え、サンタってなに?家に来るってどういう事?」

みたいなリアクションしちゃって
「こいつ、宗教的な事情でもあんのかな。」
って子供ながらに同情されたりしたら気の毒だもの。

だからどうしてもテンション低くなっちゃうけど、
一応頑張ってサンタイベントをやってきたわ。

とはいえ、クリスマスの日って日本に一時帰国してたり
どっかに旅行に行ったりしてたから
実際はクリスマス自体をスキップした年もある。

でも今年は家にいるから。ずっと。そういうわけにいかないでしょ。

だから夜中にちゃんと暖炉の前に並べた靴下の前に
プレゼント置いたわ!

画像が暗すぎるけど。
IMG_0992

拡大!
ね?
IMG_0993


これ置いといたから。夜中の2時くらいに。
ちょっとワインを飲みすぎちゃってヘロヘロだったけど
頑張って仕込んでおいてスタンバイオッケー!



そしていよいよ朝。
二日酔いでボロボロのお母さんのベッドの横に、
サンタからのプレゼントを抱えた子供達2人がやってきたわ。

長男
「お母さん、サンタさんきたよ。プレゼントあった。」

次男
「ねえこれお母さんだよね?
このラッパー(包装紙)家にあるやつじゃん?

長男
「̪̪シッ!やめろ」



。。。油断したわ!!


まさか子供たちがうちにどんな包装紙があるかを把握してるとは。。。!!
ばればれじゃない。
あいつら、決定的にサンタ不在を確信した模様。

でもお母さんは聞かなかった事にして
「あー、良かったねー、あんたたちいい子にしてたから今年もサンタさんがプレゼントくれたのねー。」(棒読み)


と子供に告げると、砂漠を半日くらい歩いてたのかなってくらい
水をガボガボと飲んで、再び二日酔いをいやすべくベッドに沈んでいったわ。

そして息子たちはリビングに戻って静かにプレゼントを開けたのでした。


なんかね、3人の間に空気が流れてた。

どんな空気かっていうと、
お互いもうその話はしたくないといった具合の空気。

親としてはサンタからという体裁を繕わなきゃだし、
子としては信じてる自分を演じなければいけないという義務感ね。

ああ嫌な空気。
これ、お父さんとお母さんからよ。って言いたい。

いいのよ息子達。気持ちはわかるわ。
サンタの茶番に付き合わされる子供の気持ち。
でもね、親にも世間体や事情があって
サンタの茶番イベントをやらないわけにはいかないのよ。

だからあと2,3年くらいは付き合ってもらうわ。



ハッピーメリークリスマス!
包装紙には気を付けて頂戴!!


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