今回の日本一時帰国旅はこちら!
27時間の激闘の末に
とりあえず宿にたどり着き
落ち着きを取り戻しつつあるお母さん。

しかし今日は、今日という今日は
どんなに疲れていようとも
時差ぼけのやつに深夜の1時半に
シャキーンと起こされようとも、

行かねばならぬ場所があるわ。

それはお母さんの日本の運転免許証の更新!

ここ数年、日本で全く運転していないために
ペーパードライバーでありながら
ゴールド免許を授与してもらえるという
ありがたいありがたい日本の運転免許証。

お母さんはその昔、10代、20代の無謀でバカで
常識のないすっとこどっこい時代は
いつもなにかしら違反してて
3年に1度、2時間とっても怖いビデオを見せられるという
バツを課されていたわ。

しかもゴールドカードは街の警察署で
サクーッとカジュアルに更新させてくれるというのに、
違反者はわざわざ遠くの免許センターまで
出向かなければいけないというさらなる重罰。

お母さんの実家から県の免許センターまでなんて、
車で2時間から3時間くらいかかるもんだから
毎回本当に大変だったわ。

だったら違反すなよと。
そういうこと、わかったかい?


ところであの違反者講習ビデオって、
見たことあるちょいワルな読者の方はいるかしら?

あれって、ゴールドの人がみるやつより
絶対過激だと思うの。

もうずいぶん昔に見たストーリーだから
記憶があいまいになってるけど、たしか。。。



普通のサラリーマンが
一瞬気を抜いたために人を曳いてしまって
あげくたぶん殺めてしまい

結果牢獄に入れられて
グレーのよれっとしたスウェット上下を着た状態で
真っ暗な部屋の中
彼だけにスポットライトが当てられ、

絶望感と罪悪感で押しつぶされて
突っ伏して「ああぁぁぁ!」と
死の淵くらいまで沈んでいく様子を
カメラが上方向にらせんを描いてズームアウトしていく


っていう話だったもの。

ゴールド免許になってから、
あんな救いようのないビデオ見た覚えがない。

運転しながらポケゴーとかすんなよ?
くらいの、もっとソフトな感じ。

でもあれ見ると、若かりしころのお母さんのような
すっとこどっこい野郎も
身が引き締まる思いになったものよ。

また話がガンジス川くらいまで
それて行ってしまったけど
とにかく今回はラララ♪ゴールド免許を
更新しに行くことが一時帰国の大きな使命のひとつ。

午前9時から免許更新の受付開始
朝7時には家を出発できたわ。
なんつっても1時半から起きてるから。

なんなら4時くらいにはレディよ。

さあ今日も、車なし生活だからね。
歩きと電車で行くわよ!

目指すは埼玉県の某警察署。
我らがマンションから約1時間くらいかしら?

お父さんはながおをつれて別の用事へ。
お母さんはつぐおと2人で仲良く警察署へレッツラゴー。
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通勤ラッシュの時間だったけど、
下りだから電車はガラガラだったわ。

普段ひたすら家の中に一人で引きこもって
90%以上の日々を家族以外誰にも
会わずに過ごしてるお母さんにとって

通勤している人々の中に混ざるだけで
生きてる充足感が満たされるような思いだったわ。

毎日が日曜日のお気楽ご気楽駐妻生活だけど、
いかに日ごろの孤独がエグイことになってるか
実感してちょっと鼻の奥がツンとしたじゃない。

でも、次男にとっては新鮮な電車。
楽しみつつも緊張してるみたいで
とってもお行儀よくしてたわ。

そして電車に揺られること約1時間、
警察署の最寄り駅に到着。
BlogPaint

さらにそこから歩いて5分。
その5分が、朝っぱらから暑くて暑くて。。。
2018年夏、日本の暑さはハンパじゃなかった。

つぐおと無言で警察署を目指し
汗だくになりながらやっとの思いで到着。

そして受付開始とほぼ同時時刻に
免許更新手続きの受付へと向かったわ。

海外在住で住民票がない人は
免許更新する時に、身元保証人の
委任状と、その人の住民票が必要らしいわ。

そこでお母さんは、事前にお母さんのお母さんに
住民票と委任状を前もってオハイオに送ってもらったわ。

今日はそれを持ってきてるからバッチリ!



。。。。のはずだったのに!!!

無情にも警察署の受付でいきなり、
「書類不備!」の判決が言い渡されたわ。

受付のお嬢さん曰く、
その住民票に、本籍が載ってないから
更新できないと。

そんなの警視庁のサイト確認したけど
書いてなかったし!!怒


でも、こういう時お役所はどんなにごねても
ダメなモンはだめなことをお母さんは知ってるわ。

がっくしと肩を落としたお母さんは
お母さんのお母さんに緊急電話よ!

でもお母さん、ポケットWifiしか持ってない。
電話はできない。どうしよう。

そうだ、日本にはかつて公衆電話ってものがあったはず!
もう何年も見かけてないけど、
まだ生き残りがいるはずよ。

しかもここは国家施設の警察署。
あるわよね?ね?

そんな調子で、
その辺にいたお巡りさんに公衆電話の場所聞いたら、
あっさりと警察署の少し向こうにあると。

言われたとおり行ってみると
本当に歩道の端っこに懐かしの電話ボックスが
ポツネンと存在してた。

懐かしいガラスの引き戸の取ってを引っ張って
中に入ったら電話ボックスの中が

暑いこと暑いこと!

足元で地獄鍋でも煮てんじゃないの?!
ってくらい暑かったわ。

「暑い!死ぬ!」

と叫びながらガラスドアを開けて
足でドアを抑えながら
奇跡的に持ってた10円玉をコイン口に突っ込み

お母さん20年ぶりくらいに
公衆電話から電話かけたわ。

(お母さん、出てよ〜、頼んだわよ〜)

祈るような気持ちでコール音を
3回くらい見送ったら

「もしもーし」

やった!お母さんのお母さん出た!

アラフォーになっても、
母親と話すときはうっかり甘えてしまうものね。

お母さん、訴えるように
事情をお母さんのお母さんに話したわ。

幸い、お母さんのお母さん、
今日は家にいたみたいで
今から新たに戸籍謄本を載せた住民票
市役所に行ってもらってきてくれると。

ああよかった。
この地獄みたいにクソ暑い中、
今から住民票取りに行かせるの
本当申し訳ないけど助かったわ。


つづく!

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