壮大な景色とナバホのロマンを満喫した次の日。
お母さんたちが向かうは、
グランドサークルイチのフォトジェニックを誇る

アンテロープキャニオン
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※フリー画像です


ネット情報によると、どうやら午前中にツアーに参加しないと、
上から光が入ってくるきれいな光景は見られないらしいわ。

だからお母さんたち朝食後すぐにホテルを出発して、
アンテロープキャニオンがある町、Pageに向かったわ。

ところがよ。これからが一番の写真の撮影スポットって時にね、

一眼レフカメラの充電切れる

ほんっとに準備が悪くて間が悪いわ!
仕方がないから途中で何軒かお店に寄ったんだけど、
車で充電できるコネクタがどこにも売ってなかったわ。

仕方ないわ。スマホのカメラで撮るしかないわね。

アンテロープキャニオンの場所とかよくわからないけど、
とにかくPageに行けば色々看板とかあるっしょ!
みたいなノリで行ったんだけど、全然場所わかんないわ。

でも町の観光案内所があったからそこに行って
アンテロープキャニオンの場所を聞くことに。

ちなみに
この観光案内所の従業員の人もネイティブアメリカン。。。!

そしたらこのアンテロープキャニオンっていうのは、
どうやらアッパーとロウアーって二つの洞窟があるらしくて、
アッパーのほうはツアー会社に申し込まなきゃいけないし、
今からじゃ今日のツアーはいっぱいで無理とのこと。

一方ロウアーは現地に行けばそこで現地ツアーに参加できるらしいわ。

なのでお母さん、場所を聞いてロウアーアンテロープキャニオンに行くことに。

このスーパー煙もくもく工場の隣がロウアーアンテロープキャニオン。


なんの工場なのかしら?
公害とか大丈夫なの?!


現場についてみると、聞いた通り現地ツアーの申し込み店舗があったわ。
けっこう並んでる!


でも気になったのはこの行列より、
駐車場やその辺に、ツアー街っぽい人たちが山ほどいること。。。

え、着いたらすぐ「ウェーイ、行くよー、ついてきてー!」
みたいな感じで連れてってくれるんじゃないの?

とにかく行列に並ぶことに。

子供たちは土遊び。
ハートおじさんにもらった石で穴掘りしてるわ。


ところがね、この行列、せいぜい20人くらいのものなんだけどね、

これがね、

ぜんっぜん進まねぇ!!

最初はわくわくしながらきょろきょろと景色を楽しんでたんだけど、
10分、20分、30分経ってもほとんど進まない行列に
お父さんとお母さんに不安とイライラが募りだしたわ。

なんでこんなに進まないの?!

それはね、、、このツアーの受付で働いてる
お母さんの大好きなナバホの人たちが、
のんびり屋さん(オブラートに包むわ。好きだから。)だから。

本当商売っ気がないというか、
日本人にやらせたらこの人数、5分で裁くわよ!マジよ!!

のんびり屋さんの仕事に、超絶イライラしながら約1時間半、
ようやく次がお母さんという番に。

その時、視力のいいお母さんは衝撃の光景を見てしまったわ。

並んでる人たちがツアーの整理券をもらってるんだけど、
そこに大きく2:50って書いてあるのよ

2:50?


ただいまの時間、11:30。
ということは?
待ち時間は?

3時間20分

絶句して無言で顔を見合わせるお父さんとお母さん。


「う、うそだよね~?そんなのありえないよね~?」


「本当だったらどうする?」


「2:50だって言われたら考えよう。」


「そうだね。」

そうして、さっきの2:50の文字は待ち時間じゃなくて
なにかの記号だってことにして、受付にツアーの申し込みに挑んだわ。

でもまず確認したいものね。
最初に聞いたわよ。


「次のツアーの時間って何時?」

ナバホ娘
「2:50」


2:50
なんなの?江頭なの?


無言でお母さんとアイコンタクトをして深くうなずくお父さん。
そして受付のナバホ娘に一言。


「帰るわ!」


「それだわ!」

ナバホ娘
「ソーリー!」





ごめんね、アンテロープキャニオン、
私たちそんなに待てないわ。

子供たちももう2時間近く穴掘ってるし。
だいたいこの辺の土って硬くて全然掘れないし。

Wifiないし。
椅子ないし。
コーヒーないし。

ほんとごめんアンテロープ。

せめて記念撮影して帰るわ。
私たちのバックに映ってる土埃の向こうがアンテロープキャニオンの入り口です。



そんなわけで、
アンテロープキャニオンは入り口まで行って
見ないで帰ったわ。
でもこの写真では四人とも満面の笑みを浮かべてるから


まあ、いいってことよ!


冒頭の画像が自前ではなく拾い画像だった理由はこれよ。
だいたい、カメラのバッテリー切れてる時点でダメよね。


お母さん強がってるけど、
本当はアンテロープキャニオンすっごい楽しみにしてた!(号泣