長男の通う小学校、日本のような給食はなくてお弁当よ。
学食もついてるから、もちろん毎日給食のように利用する子供達も
たくさんいるわ。

メニューは、チーズバーガーとかホットドッグとかチキンナゲットとか。
お母さんからしたら全てジャンクフードね。

だけどお弁当を用意しなくていいのは魅力的だから
長男にたまには学食で食べてって言うんだけど、
行列に並ぶのが嫌だとか言って絶対に学食で食べないのよ。

だからお母さんは毎日毎日お弁当を用意するわ。

去年、学校に通いだしたころ、
どんなお弁当を持たせたらいいのかわからなくて
いろいろ思考錯誤して作ったわ。

こんなんとか


こんなんとか


盛り付けが汚いのはわかってるわ!
だけど中身が"雑なおっさん"なお母さん的にはこれでも頑張って作ったのよ~。
なんたってOL時代の呼び名は「おじさん」だったからね。

でも長男に感想を聞くと、
「普通の弁当にして!」っていうわけ。

普通ってどんなよ!?

お母さんのお母さんが作ってくれるお弁当は
とにかく茶色だったわ。
毎日毎日煮物煮物ウィンナー、茶色い卵焼き。。。

年頃のお母さんは茶色い弁当が恥ずかしくてね。
あのブラウン弁当が普通の弁当?
お母さんブラウン弁当は作りたくないんですけどっ。

でもまあ、長男の意見も聞いてあげようと
その後はもうちょっとシンプルにして

おにぎり弁当


思い切って海苔もまいちゃう


このおにぎりはお友達にだいぶからかわれたみたいね。
おにぎりだけじゃなくて、半年くらいは毎日毎日、
気持ち悪いって言われたり、なに食べてんのそれ?って聞かれたり。

うわさには聞いてたけど本当に弁当文化は日本とアメリカで違うのね!
まあでも長男はあんまり気に止めてなかったみたいだから私もマイペースに弁当作りを続けたわ。


そして現在

じゃじゃん!


ざっつアメリカナイズゥ~!
冷やして食べるペパロニピザとチップス、チョコミルク。
こんなもの食べさせていいの?!の見事なトリオよね。


長男、半年間だけ日本の幼稚園に通ったことがあるのよね。
そのときもお弁当だったからお母さん毎日張り切って作ったわ。

その幼稚園も注文すれば弁当会社の弁当を買って食べれたから、
クラスの半分くらいの子達は利用してたのよね。

でもね、1人だけいつもコンビにのおにぎりとかから揚げ棒を持ってくる子がいたの。
子供達は、いいな~美味しそう!って言ってたみたいだけど、
ママ達の間ではうわさの的になっていたわ。

その子本人も本当は嫌だったみたい。
お母さんもその時は思ったわ。せめて給食のお弁当にしてあげればいいのに。ってね。
1人だけいつもコンビニのビニールからおにぎりを出すのは恥ずかしかったのね。

考えてみたらアメリカも一緒よね。
みんなが食べてない、1人だけ違うものを食べるのは恥ずかしいのよ!
長男のお弁当もきっとそうだったのね。
まあ、アメリカだから弁当食べてるくらいじゃママ達のうわさの的にはならないけどね。

だからこの適当な弁当こそが、
郷に入っては郷にに従った結果なのよ。

って、全然威張れることじゃないわ!
栄養バランスひどすぎる!

とはいえ、実際はほぼ毎日お母さんの手作りパンのサンドイッチを
あきもせず食べてるのよ。
盛り付けなし、バランスなし、
食べやすさだけが重視されたスーパー手抜き弁当よ。

将来、お母さんのお弁当を思い出したときに
味気ないかもしれないけど、それが我が家よ!


ちなみにお父さんは毎日ブラウン弁当を持って言ってるわ。
きんぴらごぼう、豚の角煮、鮭の照り焼き、、、
おっさんだからいいわよね!