次男とメイソンのプレイデイトの当日、
プリスクールの園庭は天気がいいもんだから結構たくさんの子供が遊んでて、
ママ達はみんなベンチに座ってたわ。
その中にJさんとお母さんも混ざって子供たちを見てたのよ。
これはお母さん誤算でね。
ベンチにママ達がたくさんいるもんだから、
なんとなくみんなでおしゃべりみたいになったのよ。
お母さん、一対一の会話ならなんとかかんとかがんばれるけど、
アメリカ人ママ達の会話にはまったく付いていけないわ!
なんか聞かれたり、適切な相槌がうてなかったらどうしようと、
胃がきりきりしちゃうわ!
案の定、ママ達の超絶早口なママトークが始まって、
Jさんもお母さんもその中に自然と入り込む形になってしまったわ。
こういう時不思議なんだけど、お母さんボケーっとしちゃうのよね。
なんか脳が拒否するのよ。
そして明らかにボーっとしてるお母さんにもなぜかがんがん話しかけてくるのが
アメリカ人ママよね。
ボーっとしてる場合じゃないわ!って頭と耳をフル回転させて会話についていこうと
がんばったわ。
まあ、全然付いていけてないんだけどね。
そうこうしているうちに、30分くらいしたらサーっと人が減っていって、
ようやくJさんと2人で落ち着いて話をする時間になったわ。
まずは聞くわよね。ママとしては。
メイソンの兄弟、住んでる地域、メイソンの小学校はどこか、出身、家族、とか。
当たり障りのない表面的なこと聞くわよね。
でも、それが当たり障りのないことなのかどうかわからなくなったわ。
お母さんの質問に対するJさんの答えはこれよ。
メイソンの兄弟⇒「19歳の姉と16歳の兄、0歳の妹がいるわ。子供四人よ!ちなみに長女は塀の中中、ハッ!」
住んでる地域⇒「プリスクールのすぐ目の前よ。」
メイソンの小学校⇒「しらないわ!あっは!」
出身⇒「コロラドよ。私の両親、上の兄弟ふたりみんなコロラドに住んでるわ。」
家族⇒「二番目の夫とこの小さい子供2人と四人で暮らしてるわ。上の兄弟が家の中でドラッグやるもんんだから、赤ちゃん育てるのにあぶなくてね。二年前に逃げてきたのよ。」
はい、いくつ突っ込むところがありましたか?
Jさんね、お母さんそんな刺激的な回答が来る心の覚悟全然なかったからね。
そんなに赤裸々なトークしてくれなくてもいいのよ?
Jさんのかもし出す貫禄は、実際にだいぶ年が上なのと、
マジな修羅場をたぶん潜り抜けてきたからだったのね。
だけど一度終わらせた子育てをまた一から始めてるなんて、
大きな決断だったわね。
その前に長女と長男のこととか、これ以上聞いていいものかお母さんの意見など述べていいものか、
お母さんにとっては初めての’生・アメリカの闇’だったもんんだから
なにも言えなかったわ。まあ、英語でまずいえないんだけどね。
ただ長女の話をしてるJさん、
「彼女はもう大人なんだから、自分のことは自分で責任とらせるわよ」
って言ってる横顔が悲しげだったわ。
Jさんはメイソンと赤ちゃんにすごく優しいのよ。
長女のことで心を痛めたり悔やんだりする気持ちは計り知れないわよね。
でもね、来年早々にはキンダーにあがる手続きが始まるって言うのに、
メイソンの進学する学校がどこかも知らないってのはざっくりすぎると思うわ。
お母さんもそれくらいどーんと構えていれば、
10年後にはJさんみたいに最強っぽい雰囲気をかもし出せるのかもしれないわね。
Jさん、神経質で心配性のお母さんにはものすごい刺激だったわ。
お母さんの新しいタイプのお友達になってくれたらうれしいわ。
そうそう、もうひとつおまけにJさんの最強な一面を紹介するわ。
次男とメイソンが座ってランチを食べてたらハチが飛んできたのよ。
ハチって怖いわよね。
お母さん何年か前にイチゴ畑でハチに足の裏さされて、
痛すぎて泣きながら50メートルくらい高速ケンケンしたわ。
だからお母さん、ハチが飛んできても「キャーこわーい」なんて言ってたのよ。
そしたらJさん、おもむろにビーサンを脱いで手に持って、
ベンチにとまったハチをビーサンでひっぱたいて瞬殺した
プリスクールの園庭は天気がいいもんだから結構たくさんの子供が遊んでて、
ママ達はみんなベンチに座ってたわ。
その中にJさんとお母さんも混ざって子供たちを見てたのよ。
これはお母さん誤算でね。
ベンチにママ達がたくさんいるもんだから、
なんとなくみんなでおしゃべりみたいになったのよ。
お母さん、一対一の会話ならなんとかかんとかがんばれるけど、
アメリカ人ママ達の会話にはまったく付いていけないわ!
なんか聞かれたり、適切な相槌がうてなかったらどうしようと、
胃がきりきりしちゃうわ!
案の定、ママ達の超絶早口なママトークが始まって、
Jさんもお母さんもその中に自然と入り込む形になってしまったわ。
こういう時不思議なんだけど、お母さんボケーっとしちゃうのよね。
なんか脳が拒否するのよ。
そして明らかにボーっとしてるお母さんにもなぜかがんがん話しかけてくるのが
アメリカ人ママよね。
ボーっとしてる場合じゃないわ!って頭と耳をフル回転させて会話についていこうと
がんばったわ。
まあ、全然付いていけてないんだけどね。
そうこうしているうちに、30分くらいしたらサーっと人が減っていって、
ようやくJさんと2人で落ち着いて話をする時間になったわ。
まずは聞くわよね。ママとしては。
メイソンの兄弟、住んでる地域、メイソンの小学校はどこか、出身、家族、とか。
当たり障りのない表面的なこと聞くわよね。
でも、それが当たり障りのないことなのかどうかわからなくなったわ。
お母さんの質問に対するJさんの答えはこれよ。
メイソンの兄弟⇒「19歳の姉と16歳の兄、0歳の妹がいるわ。子供四人よ!ちなみに長女は塀の中中、ハッ!」
住んでる地域⇒「プリスクールのすぐ目の前よ。」
メイソンの小学校⇒「しらないわ!あっは!」
出身⇒「コロラドよ。私の両親、上の兄弟ふたりみんなコロラドに住んでるわ。」
家族⇒「二番目の夫とこの小さい子供2人と四人で暮らしてるわ。上の兄弟が家の中でドラッグやるもんんだから、赤ちゃん育てるのにあぶなくてね。二年前に逃げてきたのよ。」
はい、いくつ突っ込むところがありましたか?
Jさんね、お母さんそんな刺激的な回答が来る心の覚悟全然なかったからね。
そんなに赤裸々なトークしてくれなくてもいいのよ?
Jさんのかもし出す貫禄は、実際にだいぶ年が上なのと、
マジな修羅場をたぶん潜り抜けてきたからだったのね。
だけど一度終わらせた子育てをまた一から始めてるなんて、
大きな決断だったわね。
その前に長女と長男のこととか、これ以上聞いていいものかお母さんの意見など述べていいものか、
お母さんにとっては初めての’生・アメリカの闇’だったもんんだから
なにも言えなかったわ。まあ、英語でまずいえないんだけどね。
ただ長女の話をしてるJさん、
「彼女はもう大人なんだから、自分のことは自分で責任とらせるわよ」
って言ってる横顔が悲しげだったわ。
Jさんはメイソンと赤ちゃんにすごく優しいのよ。
長女のことで心を痛めたり悔やんだりする気持ちは計り知れないわよね。
でもね、来年早々にはキンダーにあがる手続きが始まるって言うのに、
メイソンの進学する学校がどこかも知らないってのはざっくりすぎると思うわ。
お母さんもそれくらいどーんと構えていれば、
10年後にはJさんみたいに最強っぽい雰囲気をかもし出せるのかもしれないわね。
Jさん、神経質で心配性のお母さんにはものすごい刺激だったわ。
お母さんの新しいタイプのお友達になってくれたらうれしいわ。
そうそう、もうひとつおまけにJさんの最強な一面を紹介するわ。
次男とメイソンが座ってランチを食べてたらハチが飛んできたのよ。
ハチって怖いわよね。
お母さん何年か前にイチゴ畑でハチに足の裏さされて、
痛すぎて泣きながら50メートルくらい高速ケンケンしたわ。
だからお母さん、ハチが飛んできても「キャーこわーい」なんて言ってたのよ。
そしたらJさん、おもむろにビーサンを脱いで手に持って、
ベンチにとまったハチをビーサンでひっぱたいて瞬殺した
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