同じ時間の同じ車両に乗って
それぞれの仕事場へ向かう
朝の通勤電車。



1年も繰り返してると
毎朝同じ車両に乗る人々の顔を
自然と少しずつ覚えてくるものよ。



数駅先の学校に
友達と通う学生さんや



通勤電車を睡眠時間に当てると
決めているガン寝お姉さん


いつも難しそうな単行本を
すごい速さで読む文学マダム。



さしずめお母さんはいつも
スマホで文字を打ちまくってる
スマホおばさんてとこね。



だってブログ書いてるから。



そんないつもの通勤電車で
お母さんはここ数ヶ月
ある1人の女性と
気まずい関係になってる。



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仮に彼女のことを
かなこさんと呼ぶわ。
いつも心の中でそう呼んでるし。
柳原可奈子さんに似てるから。



かなこさんは
どこから乗ってくるのか知らないけど
毎朝必ず座席に座ってる。
たぶん始発駅とかなのかしらね。



お母さんはいつも女性専用車の
端っこから2番目のドアから
乗るようにしてたわ。



別にこだわりはないんだけど
なぜかそこはちょっと空いてるから
なんとなくそこから乗る。


そんで電車に乗ったら
やっぱりなんとなく
すいてそうな方向に進み
適当に吊革に捕まるんだけど



そうするとかなりの確率で
かなこさんの前に立っちゃうのよ。



たまたまだから仕方ないし
別にそんなにおかしいことではないけど
問題なのは



かなこさんは一駅で降りるのよ。



そう、すぐ降りるから
かなこさんの前に立つと
お母さんは必然的にすぐに
座って通勤できるわけ。


最初は



(ラッキー座れる(о´∀`о))



って思ってたんだけど
それが毎朝のように続いたら?



かなこさんもいい加減
お母さんの顔を覚えて



(あ、この人よく見るな)



(今日もこの人私の前にいるわね)



(え?今日も?もしかして。。。
私の事追いかけてる。。?!)



(げっ、今日も⁉︎
どんだけ座りたいのこの人?)



って言う思考に至らないかしら?!



なんだか申し訳なくなって
ある日、
乗り込むドアの位置を移動したわ。



いつもかなこさんがいるあたりから
かなり離れたから
今日は出会うことはあるまい。



そう確信して電車に乗り込み
1番近くの空いてたつりかわに
つかまると



なんと
そこにはかなこさんが座ってた。



Σ(゚д゚;)
。。。なっ!
かなこさん!



もしかしてかなこさん、
いつも同じ人(お母さん)が
自分の前に立つのがキモくて
車両ずらした?



なのにお母さん遠くまで
追いかけてきちゃってる構図?コレ?



違うの。
決して追いかけ回してないの。
むしろあなたに
怖い思いをさせないように
あえて離れたの今日は。



一方的かもしれないけど
非常に気まずい空気が流れたわ。



それからお母さんは
ランダムに違うドアから乗るようにしたら
ドンピシャでかなこさんの前に
仁王立ちすることは無くなったわ。



しかしある時は、捕まった吊革の
3席ほど離れたところに
かなこさんが座ってた。



(ほっ(´∀`;)
今朝はかなこさんと離れたわ。)



って、ほっとしてたら
お母さんの前に座った女性が
すぐに立ち上がって
かなこさんと同じ一駅で降りてった。



(あ、座れてラッキー)



って思って座ったけど
座ろうとした瞬間一瞬
降りようとするかなこさんと
目が合った。



ハッΣ(´д`;)



かなこさんに怪しまれたかも!



だってね、一駅で降りる人って
少ないのよ。山手線とかじゃないから。
郊外からの乗車だから
ほぼみんな都心まで降りないの。



それなのにお母さんは
しょっちゅうかなこさんの
座ってたところに座り
今日は別のすぐ降りる人の前に立って
その座席を自分のモノにした。



これは完全に
お母さんはすぐに降りる人リストを
作って、その人たちを見つけては
追いかけて座先を狙ってる



みたいなことになってないかしら。



座って通勤できるのは嬉しいけど
かなこさんとの間に流れる
気まずい空気を避けたくて
いろんなドアから乗るようにしてるけど



なぜかそれでも高確率で
かなこさんに出会ってしまうわ。



そして
今日もかなこさんの前に立ってしまい
座席を継承し、座って快適に通勤して
ブログを更新しています。



他人の目など気にしないで
気ままに生きてるはずのお母さんが
かなこさんの目を気にして
勝手に息苦しくなってきてる。



妙なとこ気にしいな
自分をやめたいわ(;´Д`)!



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