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次男をエマージェンシーに連れて行こうと
お父さんと話しているところに入った
1通のメッセージ。

それは次男のクラスメイトG君のママのリアさんだったわ。

「Gに聞いたけど、次男大変だったわね!
今大丈夫?どんな感じ?」


ああリアさん
あんたって本当にいつも優しいわね。
こんな心細い時は優しさがしみるわ。
なんなら今からエマージェンシーに
連れて行くから通訳についてきてくれないかしらね。

なんつってー


ははは・・・(о´∀`о)


はは・・・(;´∀`)


は・・・(;´Д`)



( ゚д゚)ハッ!




ちょっとまって。

お母さん思い出しちゃったから。
すっかり忘れてたけどこの人、
リアって人。


エマージェンシーのドクターだったわ



っていうか何このタイミングで
エマージェンシーのドクターに友達なんているの?
なんなの奇跡なの?
お母さんの日頃の行ないが良いから?
これはもう神の使者ってことでおk?


ヨシ決めた。3秒で決めた。



お母さん今からリアさんにすがるわ。


「リアさん
次男ってば大丈夫じゃないの!
帰ってきてから頭痛と吐き気訴えて、
ここ数時間は30分置きくらいに吐いてるの!
今からエマージェンシーに行こうか考えてるところ!

|д゚)チラッ

|д゚)チラチラッ」


っていやらしーく返事してみたわ。

あわよくば
彼女がかけつけてきてくんねぇかな、
っていう淡い期待を込めてね。

そしてリアさんの返事はこうだったわ。

「今から私、診に行く。
それかエマージェンシーに行くならついていくわ。」


ほらきた、リアと言う名の神の使者


お母さん、オハイオに来てから8年間
誰かに助けを求めたことはただの一度もないわ。
なんか、他人を頼れない性分でね。

でも、今はそんな事言ってらんないわ。
今は差し伸べられた手を全力で握る時よ!

ってことで、即「来て頂戴ぃぃぃぃ!!!」

って返事したわ。

その時夜の10時過ぎ。
車で5分のところに住んでるリアさんは
ボサボサ頭で部屋着のまま5分で来てくれた。

そして次男の脳に異常がないか丁寧に診てくれて、
結果たぶん大丈夫だろうと。
心配しなくても落ち着くはずだと。

そう診断してくれたわ。

お母さんねぇ、思わず涙出たわよ。
次男が大丈夫そうで安心したのももちろんあったけど、
本当に善意だけで夜中に飛んできてくれた
リアさんの人となりに感動しちゃった。

よくよく、お礼を言って彼女を送り出したけど、
お母さん、絶対にこの事忘れない。

これから先、日本に帰った後でも、
彼女が困って私に助けを求めたら、
アメリカでもアフリカでもどこでも、
絶対に駆けつけるわ。





・・・ええっ!?まだ?!つづくの?!



つづくんだよ(о´∀`о)!




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